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空の検索で1563件の結果が見つかりました。

  • Sweet Candy Music☆ #PANnana -パンダの指は実は7本ある-

    2022年11月12日に開催されたライブイベント・Sweet Candy Music☆の#PANnana -パンダの指は実は7本ある-のライブ映像のアーカイブです。 ・プロフィール 「パンダの指は実は7本ある!?」【通称:パンナナ】 世の中に無限にある《ギャップ》 そんな《ギャップ》を楽しむ、大阪を拠点に活動しているアイドルグループ!

  • U2 — 1988年 Album of the Year / ロックを世界共通語へ押し上げた『The Joshua Tree』

    1988年、U2は『The Joshua Tree』でAlbum of the Yearを受賞し、アイルランドのロックバンドから世界的な表現者へと立ち位置を変えた。Brian EnoとDaniel Lanoisの音響、Bonoの祈りに近い言葉、The Edgeの広がるギターが、政治性とポップ性を一枚のアルバムへ束ねた瞬間である。GAJでは受賞背景、代表曲、現在の日本の音楽人が学べる視点を整理する。 1. 背景 — ダブリンのバンドが、砂漠の風景を借りた理由 U2は1976年にダブリンで結成された。Bono、The Edge、Adam Clayton、Larry Mullen Jr.という4人の固定メンバーで活動し、1980年代前半には『War』や「Pride (In The Name Of Love)」で社会的なテーマとロックの高揚感を結びつけていた。ただし『The Joshua Tree』以前のU2は、まだ“巨大な世界市場を制したバンド”ではなく、鋭い理想を持つロックアクトとして成長途中にあった。 転機になったのは、アメリカの風景、ゴスペル、ブルース、フォークへの接近である。プロデューサーのBrian EnoとDaniel Lanoisは、ギターを前に押し出すだけではなく、残響、沈黙、遠近感を使って、曲の中に広い空を作った。タイトルにもなったジョシュア・ツリーは、単なる土地の記号ではない。信仰、孤独、政治、移民、乾いた希望を受け止める象徴として、アルバム全体の視界を広げた。 2. 受賞経緯 — 初のグラミーがAlbum of the Yearだった重み 第30回グラミー賞で『The Joshua Tree』はAlbum of the Yearを受賞し、同時にBest Rock Performance By A Duo Or Group With Vocalにも選ばれた。Recording Academyの公式記録では、この作品がU2にとって初のグラミー受賞であり、同年の主要なノミネートにはMichael Jackson『Bad』、Prince『Sign O' The Times』、Whitney Houston『Whitney』など、1980年代を象徴する強力な作品が並んでいた。 その中でU2が選ばれた意味は、ロックの勝利というより、アルバム全体で時代の不安と希望を受け止めたことにある。シングルの強さだけでなく、冒頭から終盤まで、風景、祈り、怒り、親密さが一つの流れとして設計されていた。後にU2は『How To Dismantle An Atomic Bomb』でもAlbum of the Yearを獲得し、同部門を複数回受賞した稀有なグループとなる。その最初の入口が『The Joshua Tree』だった。 3. 代表楽曲 — 『Where The Streets Have No Name』が開いた入口 まず置くべき曲は「Where The Streets Have No Name」だ。長いイントロ、The Edgeの反復するギター、徐々に立ち上がるリズムは、アルバムの扉そのものになっている。屋上で演奏するMVは、都市のただ中に“名前のない場所”を作り出し、ロックバンドの演奏を一つの公共的な出来事へ変えた。映像が派手な物語を説明するのではなく、街の空気と観客のざわめきまで含めて曲の一部にしている点が重要である。 「With Or Without You」は、抑制されたベースラインと広がる声で、愛情と距離の矛盾を極めてシンプルに伝える。「I Still Haven't Found What I'm Looking For」は、ゴスペル的な高揚を持ちながら、答えに到着しないまま進む歌だ。この三曲が並ぶことで、U2は政治的なバンドである前に、個人の迷いを巨大な合唱へ変えるバンドだったと分かる。 4. 影響 — 大きな音より、大きな風景を設計した 『The Joshua Tree』の影響は、スタジアムロックのスケールだけでは語れない。重要なのは、大きな音量で押し切るのではなく、聴き手の頭の中に広い風景を生む設計である。ギターの音色、ドラムの間、声の余白、ジャケット写真、MV、ツアーのイメージが同じ方向を向き、アルバムを一つの世界として記憶させた。Recording Academyの解説でも、同作はU2が世代を代表する声へ到達した作品として位置づけられている。 現在の音楽発信では、曲、映像、SNS、ライブ、記事が別々に消費されやすい。だからこそ、この作品から学べるのは“入口を増やしながら世界観を散らさない”ことだ。短い動画で知った人も、MVから入った人も、アルバムを通して聴いた人も、同じ精神性へ戻ってこられる。独立系アーティストにとっても、予算規模ではなく、音と言葉と視覚の焦点をそろえることが海外展開の基礎になる。 5. 日本との接点 — 祈りとスケールをどう翻訳するか U2の歌は、英語圏の社会背景や宗教的なニュアンスを含むため、日本で聴く時には意味が一段遠く感じられることもある。しかし『The Joshua Tree』は、その距離を音のスケールで越えてきた。言葉を完全に理解する前に、イントロの広がり、声の切実さ、反復するギター、ライブでの合唱が届く。そこに、海外音楽が日本のリスナーへ定着する一つの道筋がある。 日本のアーティストが世界へ向かう時も、同じことが言える。すべてを説明しきる英語化だけが答えではない。自分たちの土地、時代感、祈り、怒り、ユーモアを、音と映像の手触りで伝えることができれば、リスナーは意味を追いかける前に惹きつけられる。U2が示したのは、ローカルな痛みや希望を、世界中の会場で共有できる大きな歌へ変換する方法だった。 6. 推薦試聴とGAJでの位置づけ 最初は「Where The Streets Have No Name」のMVから入り、曲が始まる前の街の気配まで含めて聴きたい。次に「With Or Without You」で抑制の強さを確認し、「I Still Haven't Found What I'm Looking For」で、答えを出さないまま高揚へ進むソングライティングを味わう。その後にアルバム全体へ戻ると、「Bullet The Blue Sky」や「Running To Stand Still」の陰影も見えてくる。 GAJアーカイブでは、Michael Jacksonの『Thriller』が音楽と映像の標準を変えた事例なら、『The Joshua Tree』はロックが風景と倫理をまとって世界へ届いた事例である。Fleetwood Macが人間関係の崩壊を名盤へ変え、Daft Punkが電子音楽へ人間の手触りを戻したように、U2はバンドの個人的な理想を、国境を越える大きな合唱へ変えた。日本から海外を目指す音楽人にとって、これは今も有効なケーススタディである。 7. 現代の音楽チームが受け取れる実務的な示唆 『The Joshua Tree』から受け取れる実務的な示唆は、作品の核を一文で言える状態まで磨くことだ。U2の場合、それは祈り、旅、風景、社会への違和感が一つの方向を向いている点にあった。プロフィール、MV、ライブ写真、記事、SNS投稿がそれぞれ別の顔を見せるのではなく、同じ問いへ戻ってくる。海外のエージェントやメディアに届ける時も、この一貫性は大きな武器になる。音楽の説明を増やす前に、何を感じてほしいのかをそろえる。その基本を、U2は1988年の時点で非常に高い精度で示していた。大きな市場へ向かうほど、こうした芯の明快さが翻訳や営業資料の力になる。最初の一音から伝わるからだ。そこが強い。 GAJ関連記事 Michael Jackson — 1984年 Album of the Year Fleetwood Mac — 1978年 Album of the Year Daft Punk — 2014年 Album of the Year Bruno Mars — 2018年 Album of the Year 関連動画 出典 Recording Academy: U2 受賞歴 Recording Academy: 1988 Album of the Year Recording Academy: 第30回グラミー賞 Recording Academy: The Joshua Tree 30周年解説 Recording Academy: Hall of Fame GAJメンバー登録 GAJ メンバー登録: https://www.brushmusic.com/artist/categories/gaj-members

  • SHE'S「Toy Box」、サンリオ新作リズムゲーム収録&MV公開

    SHE'Sのアルバム収録曲「Toy Box」が、スマホ向けリズム&ダンスゲーム『Sanrio Kawaii Me Live!』に収録決定。MVも公開され、タイトル通りのおもちゃ箱のようなワクワク感と、サンリオキャラクターたちが踊る未来への期待が重なります。 今日のポイント CDJournalとSkream!は、SHE'S「Toy Box」が2027年配信予定のスマートフォン向けリズム&ダンスゲーム『Sanrio Kawaii Me Live!』に収録されると報じています。記事では、MV公開と井上竜馬によるコメントも紹介されています。 まず映像で聴きたい 代表YouTubeを冒頭に配置。まず映像で音やパフォーマンスの温度をつかんでから読むと、ニュースの流れが入りやすい。 ZEN編集部のひとこと ピアノロックの華やかさとサンリオのポップな世界、相性がかなりよさそう。ゲームで踊るキャラクターを想像するだけで、曲の見え方が少し変わります。 関連動画 関連記事 https://www.zen-projects.com/post/spotify-umg-ai-remix-licensing-20260710 https://www.zen-projects.com/post/sekai-no-owari-stella-anime-20260710 https://www.zen-projects.com/post/mrs-green-apple-brand-new-spiderman-20260710 出典 出典: https://www.cdjournal.com/news/shes/129415 出典: https://skream.jp/news/2026/09/shes_sanrio_kawaii_me_live.php 出典: https://youtu.be/7H-Kw9sqSus YouTube: https://www.youtube.com/watch?v=7H-Kw9sqSus

  • Official髭男dism、大阪城ホールの「スターダスト」ライブ映像を公開

    Official髭男dismが、全国ツアー『one-man tour 2026』大阪城ホール公演から「スターダスト」のライブ映像を公開。重なる照明、バンドの熱量、観客の大合唱まで、会場の温度がそのまま届く映像です。約2年ぶりのアジアツアー完走後に届いた一本としても、今のヒゲダンの強さがよく見えます。 今日のポイント ポニーキャニオンとBillboard JAPANは、Official髭男dismが『OFFICIAL HIGE DANDISM one-man tour 2026』大阪城ホール公演より「スターダスト」のライブ映像を公開したと伝えています。ポニーキャニオンの記事では、国内ツアーの成功と、全公演ソールドアウトとなったアジアツアー完走にも触れられています。 まず映像で聴きたい 代表YouTubeを冒頭に配置。まず映像で音やパフォーマンスの温度をつかんでから読むと、ニュースの流れが入りやすい。 ZEN編集部のひとこと ライブ映像なのに、曲の物語がもう一度立ち上がってくる感じがいい。会場の合唱が入ることで、「スターダスト」がリスナーの記憶ごと鳴っているように見えます。 関連動画 関連記事 https://www.zen-projects.com/post/spotify-umg-ai-remix-licensing-20260710 https://www.zen-projects.com/post/sekai-no-owari-stella-anime-20260710 https://www.zen-projects.com/post/mrs-green-apple-brand-new-spiderman-20260710 出典 出典: https://news.ponycanyon.co.jp/2026/09/125295 出典: https://www.billboard-japan.com/d_news/detail/165277/2 出典: https://youtu.be/8_fvXRL9VEY YouTube: https://www.youtube.com/watch?v=8_fvXRL9VEY

  • BE:FIRST「Missing」CDTV歌唱映像、期間限定でYouTube公開

    BE:FIRSTが、TBS系『CDTVライブ!ライブ!』で披露した「Missing」の歌唱映像をYouTubeで期間限定公開。夏のヒットソングとして広がった一曲を、歌とダンスの両面から味わえる映像です。10月5日20時59分までの限定公開なので、今のうちにチェックしたい一本です。 今日のポイント エイベックス・ポータルは、BE:FIRSTが8月31日放送のTBS系『CDTVライブ!ライブ!』で披露した「Missing」の歌唱映像を、自身のYouTubeチャンネルで期間限定公開したと発表しています。公開期限は2026年10月5日20時59分までと案内されています。 まず映像で聴きたい 代表YouTubeを冒頭に配置。まず映像で音やパフォーマンスの温度をつかんでから読むと、ニュースの流れが入りやすい。 ZEN編集部のひとこと MVとは違って、ステージ上の息づかいで曲の切なさが立ち上がるのが魅力。期間限定なので、ファン以外にも今すすめやすい映像です。 関連動画 関連記事 https://www.zen-projects.com/post/spotify-umg-ai-remix-licensing-20260710 https://www.zen-projects.com/post/sekai-no-owari-stella-anime-20260710 https://www.zen-projects.com/post/mrs-green-apple-brand-new-spiderman-20260710 出典 出典: https://avexnet.jp/news/1036705 出典: https://avexnet.jp/news/1034889 出典: https://www.youtube.com/embed/K3LE1pHbz0M YouTube: https://www.youtube.com/watch?v=K3LE1pHbz0M

  • MA55IVE THE RAMPAGE「DEPARTURE」MV、旅立ちを西海岸ムードで描く

    MA55IVE THE RAMPAGEが、新曲「DEPARTURE」のMVを公開。9月30日発売のニューアルバム表題曲として、旅立ちや新しいスタートを西海岸ムードの映像で描いています。ギターの疾走感と自然体の表情が合わさり、グループの次のモードが見える一本です。 今日のポイント Billboard JAPANは、MA55IVE THE RAMPAGEが「DEPARTURE」のミュージックビデオを公開したと報道。同曲は2026年8月21日に配信され、9月30日発売のニューアルバムのタイトル曲として位置づけられています。LDH公式サイトでも同曲のリリースが掲載されています。 まず映像で聴きたい 代表YouTubeを冒頭に配置。まず映像で音やパフォーマンスの温度をつかんでから読むと、ニュースの流れが入りやすい。 ZEN編集部のひとこと “旅立ち”を重くしすぎず、スケートやストリート感で軽やかに見せるのがいい。アルバム前の期待を上げるには、かなり入りやすいMVです。 関連動画 関連記事 https://www.zen-projects.com/post/spotify-umg-ai-remix-licensing-20260710 https://www.zen-projects.com/post/sekai-no-owari-stella-anime-20260710 https://www.zen-projects.com/post/mrs-green-apple-brand-new-spiderman-20260710 出典 出典: https://www.billboard-japan.com/d_news/detail/165235/2 出典: https://www.ldh.co.jp/eng/management/ma55ive/ 出典: https://youtu.be/W-ZT_20MLow YouTube: https://www.youtube.com/watch?v=W-ZT_20MLow

  • 藤井 風『Prema』収録曲「You」MV、9月17日にプレミア公開へ

    藤井 風が、3rdアルバム『Prema』収録曲「You」のミュージックビデオを9月17日20時にYouTubeプレミア公開へ。アルバム1周年のタイミングでティザーも公開され、ワールドツアーへ向かう流れの中で、作品世界がもう一度ひらくニュースになっています。 今日のポイント ORICON NEWS、USEN encore、Billboard JAPANは、藤井 風『Prema』収録曲「You」のMVが2026年9月17日20時にYouTubeでプレミア公開されると報じています。9月5日の『Prema』リリース1周年に合わせてティザー映像も公開されました。 まず映像で聴きたい 代表YouTubeを冒頭に配置。まず映像で音やパフォーマンスの温度をつかんでから読むと、ニュースの流れが入りやすい。 ZEN編集部のひとこと MV本編の前にティザーで空気だけ見せる、この余白が藤井風らしい。海外公演へ向かうタイミングで、英詞アルバムの一曲がまた新しい入口になりそうです。 関連動画 関連記事 https://www.zen-projects.com/post/spotify-umg-ai-remix-licensing-20260710 https://www.zen-projects.com/post/sekai-no-owari-stella-anime-20260710 https://www.zen-projects.com/post/mrs-green-apple-brand-new-spiderman-20260710 出典 出典: https://www.oricon.co.jp/news/2478730/full/ 出典: https://e.usen.com/news/news-movie/-3rd-premayoumusic-video917800pmjst-teaser.html 出典: https://www.billboard-japan.com/d_news/detail/165231/2 YouTube: https://www.youtube.com/watch?v=XkFpkmgAIVw

  • Bruno Mars 完全版 ── 4歳の「リトル・エルヴィス」から16個のグラミーまで|アーティスト歴史

    Bruno Mars「24K Magic」(2016年)。この曲を表題に据えたアルバムが、2018年の第60回グラミー賞で6部門を総なめにした。 数字で見る Bruno Mars ・グラミー賞 受賞 16回 ・グラミー賞 ノミネート 36回 ・Big 4(主要4部門)受賞 Album of the Year 1回/Record of the Year 3回/Song of the Year 2回 ・第60回グラミー賞(2018年) ノミネート6部門をすべて受賞(全制覇) ・第64回グラミー賞(2022年) Silk Sonic「Leave the Door Open」でノミネート4部門をすべて受賞 ・Record of the Year 受賞回数 3回(歴代最多タイ) ・本名 Peter Gene Hernandez ・生年月日・出身 1985年10月8日/米ハワイ州ホノルル ・ステージデビュー 4歳(エルヴィス・プレスリーのものまね) ・スタジオ・アルバム 4作(ソロ3作+Silk Sonic 1作)+2026年『The Romantic』 ・全米1位アルバム 2作(『Unorthodox Jukebox』/『The Romantic』) ・スーパーボウル ハーフタイムショー 2014年(第48回)にヘッドライナー、2016年に再登場 はじめに ── 「うまい」だけでは説明がつかない人 Bruno Mars を説明するとき、多くの記事は「歌がうまい」「ダンスがうまい」で止まる。だがグラミー賞の投票会員が繰り返し彼を選び続けてきた理由は、そこではない。 彼は歌手であると同時に、ソングライターであり、プロデューサーであり、アレンジャーであり、バンドリーダーでもある。他人の曲を書いて全米1位に送り込んだ経験と、自分の曲を自分で歌って全米1位を獲る経験の、両方を持っている。この「作る側と出る側を同時にやる」という構造こそが、彼の16個のトロフィーの中身である。 この記事では、ホノルルの4歳の子どもから、2026年に13年ぶりの全米1位アルバムを出すまでを、時代順に追う。 第1章|1985-1999 ホノルル ── 4歳の「リトル・エルヴィス」 1985年10月8日、ハワイ州ホノルル生まれ。本名 Peter Gene Hernandez。父ピートはブルックリン出身のプエルトリコ系ラテン・パーカッショニストで「Dr. Doo-Wop」と呼ばれた人物。母ベルナデットはフィリピン系のシンガーであり、フラダンサーでもあった。 つまり彼は「音楽一家に生まれた」のではなく、両親がステージに立つ現場そのもので育っている。家族バンド The Love Notes の一員として、4歳でエルヴィス・プレスリーのものまねをして舞台に上がった。ホノルルでは「リトル・エルヴィス」として知られ、1992年の映画『ハネムーン・イン・ベガス』にも同役で出演している。 10代に入るとマイケル・ジャクソンのものまねでレビューに出演。ピアノ、ギター、ベース、パーカッションを独学で覚えた。ここが重要で、彼は最初から「バンドを一人で回せる」技術を持っていた。後年のプロデューサー業は、この時期の延長線上にある。 第2章|2003-2006 ロサンゼルスへ ── そして契約を切られる 高校を卒業した17歳でロサンゼルスへ移る。ほどなく Universal Motown と契約したが、ヒットを出せないまま契約を解除された。 この「メジャーに拾われて、そのまま落とされた」経験は、彼のキャリアの分岐点である。歌手として売り出してもらう道が閉じたとき、彼は自分で曲を書いて他人に売る道を選んだ。 第3章|2007-2009 The Smeezingtons ── 裏方としての成功 フィリップ・ローレンス、アリ・レヴィンと組んだソングライティング/プロダクション・チーム The Smeezingtons として、Flo Rida、Cee-Lo Green、Snoop Dogg らに楽曲を提供する。 ここで彼が身につけたのは「他人の声を最大化する設計」である。自分が歌わない前提で曲を作ると、メロディの置き場所も、コード進行も、サビの入り方も変わる。この訓練が、後に自分名義の楽曲で効いてくる。 第4章|2010 客演で表舞台へ ── 「Nothin’ on You」「Billionaire」 B.o.B「Nothin’ on You」、Travie McCoy「Billionaire」で客演として声を出し、いずれも大ヒット。「曲を書いた人」ではなく「この声の人は誰だ」という認知が一気に立ち上がった。 裏方から表に出るとき、彼は自分の曲で無理に押し出そうとしなかった。他人の曲の一番おいしい場所に自分の声を置いて、聴き手に見つけさせている。 第5章|2010 『Doo-Wops & Hooligans』 ── デビュー作で全米3位 「Just The Way You Are」。第53回グラミー賞で Bruno Mars に初のトロフィーをもたらした曲。 2010年10月、デビュー・アルバム『Doo-Wops & Hooligans』を発表。Billboard 200 で最高3位。「Just The Way You Are」「Grenade」「The Lazy Song」を収録し、シンガーとしての地位を確立した。 タイトルにある通り、1950-60年代のドゥーワップへの目配せが全編にある。古い形式を、当時の音で再現するのではなく、現代のポップスとして成立させる ── これ以降、彼の作品はすべてこの方法論で作られている。 第6章|2011 初グラミー ── Best Male Pop Vocal Performance 第53回グラミー賞(2011年)で「Just The Way You Are」が Best Male Pop Vocal Performance を受賞。7部門にノミネートされての1勝だった。 この年の受賞は「歌唱」に対するものである。作り手としての評価が本格的に来るのは、この7年後になる。 第7章|2012 『Unorthodox Jukebox』 ── 全米1位と、幅の証明 「Locked Out Of Heaven」。The Police を思わせるニューウェイヴ感と、彼のポップ職人としての設計が同居している。 2012年12月7日、2作目『Unorthodox Jukebox』を Atlantic からリリース。2013年3月に Billboard 200 で1位に到達した。レゲエ、ファンク、ニューウェイヴ、バラードが同じアルバムに同居し、「Bruno Mars はバラードの人」という前作の印象を自分で壊しにいった作品である。 第56回グラミー賞で Best Pop Vocal Album を受賞。 第8章|2014 スーパーボウル ── 世界最大のステージ 2014年、第48回スーパーボウルのハーフタイムショーにヘッドライナーとして出演。バンドを従え、ドラムから入るという構成で、「歌って踊れる人」ではなく「バンドを率いる人」であることを1億人規模の視聴者に見せた。 2016年にも Coldplay のショーへゲスト出演。ハーフタイムショーはアメリカのポップスにおける事実上の格付けであり、ここに2度立った時点で彼の位置は決まった。 第9章|2015 「Uptown Funk」 ── 14週連続1位 Mark Ronson feat. Bruno Mars「Uptown Funk」。Billboard Hot 100 で14週連続1位。 Mark Ronson との「Uptown Funk」は、Hot 100 で14週にわたって首位を維持した。第58回グラミー賞で Record of the Year と Best Pop Duo/Group Performance を受賞。 この曲の重要な点は、彼が「客演」の立場でRecord of the Year を獲ったことである。自分の名義でなくても主要部門を持っていける ── その事実が、次の『24K Magic』の評価を準備した。 第10章|2016 『24K Magic』 ── 90年代R&Bへの回帰 2016年11月18日リリース。Billboard 200 最高2位。ニュージャックスウィング、90年代のR&B、ファンクを、現代のミックスで鳴らした9曲入りの短いアルバムである。 曲数を絞ったのは偶然ではない。捨て曲を置かないという判断であり、結果としてこのアルバムは、ノミネートされた全部門で勝つことになる。 第11章|2018 第60回グラミー賞 ── 6部門、全制覇 「That’s What I Like」。第60回グラミー賞で Song of the Year を受賞した曲。 2018年の第60回グラミー賞で、Bruno Mars はノミネートされた6部門をすべて受賞した。Album of the Year(24K Magic)、Record of the Year(24K Magic)、Song of the Year(That’s What I Like)という主要3部門に加え、Best R&B Album、Best R&B Song、Best R&B Performance。 Big 4 のうち3つを同じ年に持っていくのは、グラミー賞の歴史でも数えるほどしかない。しかも Song of the Year は「歌唱」ではなく「作曲」に与えられる賞である。ここで彼は、シンガーとしてではなくソングライターとして頂点に立った。 第12章|2021 Silk Sonic ── Anderson .Paak との共同名義 Silk Sonic「Leave the Door Open」。第64回グラミー賞で4部門を受賞した。 2021年、Anderson .Paak と Silk Sonic を結成し、アルバム『An Evening with Silk Sonic』を発表。Billboard 200 最高2位。1970年代のソウルを、生演奏とアナログ的な質感で再現した作品である。 先行シングル「Leave the Door Open」は第64回グラミー賞(2022年)で Record of the Year、Song of the Year、Best R&B Song、Best R&B Performance の4部門を受賞。ノミネートされた全部門で勝つという結果を、彼は4年のあいだに2度やってのけた。 第13章|2024-2025 「Die With A Smile」 ── Lady Gaga との共作 Lady Gaga, Bruno Mars「Die With A Smile」。第67回グラミー賞で Best Pop Duo/Group Performance を受賞。 2024年に発表された Lady Gaga とのデュエット「Die With A Smile」は世界的なヒットとなり、2025年の第67回グラミー賞で Best Pop Duo/Group Performance を受賞した。 第14章|2026 『The Romantic』 ── 13年ぶりの全米1位 2026年2月27日、新作『The Romantic』をリリース。Billboard 200 で初登場1位を記録し(2026年3月14日付)、『Unorthodox Jukebox』以来13年ぶり、通算2作目の全米1位アルバムとなった。あわせて Artist 100、Billboard 200、Hot 100 の3チャートで同時に首位に立つという、キャリア初の記録も達成している。 さらに2026年のグラミー賞ではパフォーマーとして出演。デビューから16年が経ってなお、彼は「現役の主役」として舞台に立っている。 グラミー賞 完全受賞歴 ■ 第53回(2011年) Best Male Pop Vocal Performance ──「Just The Way You Are」 ■ 第54回(2012年) Best Pop Vocal Album ──『Doo-Wops & Hooligans』 ■ 第56回(2014年) Best Pop Vocal Album ──『Unorthodox Jukebox』 ■ 第58回(2016年) Record of the Year / Best Pop Duo/Group Performance ──「Uptown Funk」(Mark Ronson feat. Bruno Mars) ■ 第60回(2018年) Album of the Year / Record of the Year / Song of the Year / Best R&B Album / Best R&B Song / Best R&B Performance ── ノミネート6部門を全制覇 ■ 第64回(2022年) Record of the Year / Song of the Year / Best R&B Song / Best R&B Performance ──「Leave the Door Open」(Silk Sonic) ■ 第67回(2025年) Best Pop Duo/Group Performance ──「Die With A Smile」(Lady Gaga & Bruno Mars) 通算:受賞16回/ノミネート36回。 Big 4(主要4部門)の内訳 ・Album of the Year ── 1回(2018年『24K Magic』) ・Record of the Year ── 3回(2016年「Uptown Funk」/2018年「24K Magic」/2022年「Leave the Door Open」)。歴代最多タイ。 ・Song of the Year ── 2回(2018年「That’s What I Like」/2022年「Leave the Door Open」) ・Best New Artist ── 受賞なし(2011年にノミネート) 全アルバム一覧 ■ Doo-Wops & Hooligans 2010年10月/Billboard 200 最高3位 ■ Unorthodox Jukebox 2012年12月7日/Billboard 200 1位 ■ 24K Magic 2016年11月18日/Billboard 200 最高2位 ■ An Evening with Silk Sonic(with Anderson .Paak) 2021年11月/Billboard 200 最高2位 ■ The Romantic 2026年2月27日/Billboard 200 1位 まとめ ── 「職人」がグラミーに強い理由 Bruno Mars の16個のグラミーを並べると、シンガーとしての賞は初期に集中し、そこから先はソングライター/プロデューサーとしての賞に移っていくことが分かる。Song of the Year を2回、Record of the Year を3回。これは「歌がうまい人」の獲り方ではない。 グラミー賞の投票会員は音楽業界の実務者である。彼らが評価するのは、完成した音がどう作られているかだ。Bruno Mars が繰り返し勝ってきたのは、彼が最初から「作る側の人間」として見られてきたからにほかならない。 関連リンク G Association Japan(GAJ)は、日本の音楽クリエイターがグラミー賞に正しく向き合うための情報と実務を提供しています。 https://www.brushmusic.com/gaj

  • FootRock&BEERS break loose vol.5 啓-ひらく-

    大阪の心斎橋にあるライブハウスのFootRock&BEERSのソロアーティストの弾き語りによるライブイベント「break loose」の啓-ひらく-のライブ映像のアーカイブになります。 ・プロフィール 『思春期の少年がヒーローになるまでの物語』〝未完成〟をテーマに歌うシンガーソングライター

  • BRUSH UP FESTIVAL 2022 レトロマイガール!!

    2022年11月22日に行われたBRUSH UP FESTIVAL 2022のレトロマイガール!!のライブのアーカイブ映像です。 「時代の先端で活躍されているロックバンドと Z 世代の次世代ロックバンドの融合」をテーマにヒューマンアカデミーミュージックカレッジが一年に一度行う音楽フェスティバルです。 毎年コンセプトを考えて時代の流れにあった素晴らしいアーティストに出演していただいております。 大阪ど真ん中の素晴らしい会場「味園ユニバース」でオンラインとオフラインライブを同時に行なった「ハイブリットライブ」をお楽しみいただけます。 出演アーティスト(順不同) ・LOCAL CONNECT ・OKOJO ・Laughing Hick ・さらさ ・板歯目 ・レトロマイガール!!

  • FootRock&BEERS break loose vol.2 ヒカル

    大阪の心斎橋にあるライブハウスのFootRock&BEERSのソロアーティストの弾き語りによるライブイベント「break loose」のヒカルのライブ映像のアーカイブになります。 ・プロフィール 母であり、看護師であり、シンガーソングライターでもある【ヒカル】。 人間味溢れる言葉で聴いて下さるあなたに寄り添います。

  • 【ZEN PROJECT】Sound Stock とは — 楽曲・ビート利用権を3階層で提供し、使う人もアーティストも稼げる仕組み

    ZEN PROJECT のアシスタントディレクター ZENくん & ZENさん が、ZEN PROJECT のサービスと実績を分かりやすくお届けする番組。今回のテーマは「Sound Stock(サウンドストック)」です。 Sound Stock は、BeatStars や Audiostock のモデルを参考に、楽曲・ビートの利用権を3階層で提供する楽曲利用サービス。ディストリビューションと著作権管理(Content ID)を内製化し、使う人もアーティストも稼げる構造を実現します。 Sound Stock とは 音楽レーベル兼制作会社としての「楽曲の供給能力」と「ディストリビューション機能」を活かし、BGMを求めるクリエイターから、ビートを基に自作曲をリリースしたいプロアーティストまでに対応する楽曲利用サービスです。 3階層モデル ソーシャルリリース(使用権サブスク): 月額1,000円で全楽曲をBGMとして商用利用可。YouTube Content ID 経由で使用動画からアーティストへ著作権印税が分配される ストリーミングリリース(使用権買い切り): 買い切りでステムミックスをDLし、アレンジ・レコーディングして自作曲として配信リリース可 エクスクルーシブリリース(独占権購入): 原盤権ごと独占権を購入。CD化・レコード販売など自由に利用/収益化できる、最もプロ向けのプラン 競争優位性 — Content ID 連携 既存のBGMプラットフォームでは使用許諾と著作権収益の分配が分断されがちです。Sound Stock は YouTube Content ID と自社ディストリビューション網を直結。クリエイターがBGMを使うと自動で楽曲情報が動画概要欄に表示され、再生数に応じた著作権収益がアーティストへ直接還元されます。 ポイント 単なる素材提供ではなく、使う人もアーティストも稼げる——関係者全員の収益を最大化する構造的優位性が Sound Stock の核です。 ZEN PROJECT は音楽クリエイターの活動を支えるサービスを展開しています。詳しくは公式サイトをご覧ください: https://zen-projects.com

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