海外で曲が見つからない原因は「表記ゆれ」 レーベルが配信前に決めておきたい英語表記の3つのルール

海外のリスナーやメディアがあるアーティストを知ったとき、まず配信サービスで名前を検索します。そのときに曲が出てこない、別のアーティストのページに混ざっている。その原因の多くは、アーティスト名や曲名の英語表記が作品ごとにばらばらになっている「表記ゆれ」です。大文字と小文字、スペースの有無、ローマ字の綴り。小さな違いでも、配信サービスの上では別の名前として扱われることがあります。海外展開を考えるレーベルや事務所が、リリース前に決めておきたい3つのルールをまとめました。
1. アーティスト名の英語表記を「1つ」に決めて、文書に残す
大文字か小文字か、単語の間にスペースを入れるか、記号を使うか。決めたら表記の正本として1枚の文書に残し、配信登録、ジャケット、プレスリリース、SNSのプロフィールまで、すべてそこからコピーして使います。担当者が記憶で打ち込むと、いつの間にか揺れが生まれます。
2. ローマ字の綴りと、曲名の英語タイトルの付け方をそろえる
日本語の名前をローマ字にするときは、長音(ō / ou / o)や「ん」の書き方など、綴りのルールを先に決めます。曲名も同じで、日本語タイトルをローマ字で書くのか、英訳したタイトルを併記するのか、作品ごとに方針が変わらないようにします。カタログが増えるほど、最初の取り決めが効いてきます。
3. 参加アーティストとクレジットの書き方を固定する
フィーチャリングの書き方(feat. / ft. / with)、複数のアーティストを並べる順番と区切り方、作詞・作曲・プロデュースのクレジット名もそろえます。参加した人の名前が作品ごとに違うと、その人の作品として正しく紐づかず、せっかくの共演が検索で見つかりません。
一度出した表記は、あとから直すほど手間がかかる
配信サービスに出たあとで表記を直すには、登録内容の修正が必要になり、反映にも時間がかかります。表記はリリース前の段階で決め切っておくのがいちばん確実です。BRUSH MUSIC では、日本のアーティストの作品を世界の配信サービスへ届ける際に、こうした表記の確認から一緒に進めています。
参考にこちらもどうぞ:音楽ビジネス研究所「エントリー画面の落とし穴|表記ゆれ・ISRC・3000×3000」



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