音楽出版社・関連企業10選|著作権管理と楽曲開発の仕事を知る
音楽出版の仕事を調べるなら、会社名だけでなく「どの作品を、どんな利用へつないでいるか」を見ると理解が深まります。この記事では、公式情報で音楽出版事業を確認できる10社を紹介します。就職先の研究にも、アーティストが相談先を検討するときにも使えるよう、業務の特徴と調べるポイントを整理しました。

図版:BRUSH MUSIC編集部作成。
この一覧の読み方
ランキングや求人一覧ではありません。各社の公式情報を2026年11月4日に確認し、編集上の見やすさのために事業の接点で分けています。会社の業務は複数の分類にまたがります。記載した事業が、すべての社員の担当業務や、外部から依頼できるサービスであるとは限りません。
職種の基本は音楽出版担当の仕事内容で解説しています。会社ごとの紹介を読む際も、作品の著作権管理、音源の原盤管理、作家支援を分けて確認してください。
国内外の作品・利用先をつなぐ企業
1.ソニー・ミュージックパブリッシング
国内外の楽曲の管理・利用開発・プロモーションに加え、作家の発掘・育成やマネジメント、ゲーム・映画・アニメなどの音楽制作を紹介しています。音楽出版の管理業務と、創作や利用を広げる業務の両方を調べられる会社です。
企業研究では、管理する作品の紹介だけでなく、作家支援や映像向けの仕事をどう展開しているかに注目すると、職種の幅を捉えやすくなります。
2.ユニバーサル・ミュージック・パブリッシング(UMPG Japan)
日本の公式窓口では、国内外の管理楽曲について、CM、映画、ゲーム、カバー、編曲などの利用相談を案内しています。楽曲使用と一般問い合わせの窓口が分かれており、利用目的に応じた連絡先の確認に役立ちます。
企業研究では、グローバルな出版グループの事業紹介と、日本の窓口が案内する内容を分けて読みましょう。世界全体のサービスを日本で同じ条件で依頼できるとは限りません。
3.エイベックス・ミュージック・パブリッシング
エイベックス・グループの音楽出版を担う会社です。公式サイトから業務内容、会社概要、楽曲利用の案内へ進めます。レコード制作・発売を担う会社と、音楽出版を担う会社の違いを確認する入口になります。
調べる際は、グループ名だけで判断せず、管理楽曲の利用についてどの法人・窓口が対応するかを確かめましょう。
放送・映像との接点から調べる企業
4.フジパシフィックミュージック
著作権管理、作品の利用開発、原盤制作、作家・アーティストのマネジメントなどを展開しています。事業紹介では、タイアップやCM、カバー、海外への紹介など、楽曲の活用の方向が具体的に説明されています。
管理業務と提案業務がどうつながるかを知りたい人にとって、仕事の全体像を調べる参考になります。窓口に相談する場合は、楽曲利用なのか作家活動なのか、目的を明確にします。
5.日音
著作権の管理・開発、原盤制作、作家の開発やマネジメント、ライブラリー音楽などを紹介しています。国内外の作家による共同制作など、創作の機会づくりにも接点があります。
企業研究では、アーティストへの楽曲提供と、映像向けのライブラリー音楽を比較すると、同じ出版関連業務でも利用先や制作の目的が異なることを学べます。
6.テレビ朝日ミュージック
音楽著作権・著作隣接権の管理・運用に加え、アーティスト育成や制作などを事業として掲載しています。管理代行のページでは、契約、管理事業者への手続き、ライセンス、使用料の徴収・分配に関する業務が紹介されています。
管理実務を知りたい人は、会社概要と管理代行、職種紹介を合わせて読むと理解が進みます。代行を相談する場合は、対象作品と既存契約を整理したうえで対応範囲を確認します。
7.日本テレビ音楽
楽曲の著作権管理・開発や原盤制作を中心に、番組の主題歌・テーマ曲のコーディネート、BGMや効果音、ライブラリー音源などを扱っています。放送コンテンツと音楽の仕事の接点を調べられます。
公式サイトには作家インタビューへの導線もあります。企業の事業説明と作家の話を読み合わせると、制作側がどんな仕事を求めるかを考える材料になります。
8.NHK出版
書籍・テキストの出版だけでなく、NHK番組で使われる音楽の管理やプロモーションにも取り組んでいます。番組楽曲の案内では、幼児番組、ドラマ、スポーツなど、さまざまな分野から作品を調べられます。
企業研究では、書籍編集と音楽出版の仕事を分けて読むことがポイントです。番組のために生まれた作品が、番組の外へどのように展開されるかにも注目できます。

図版:BRUSH MUSIC編集部作成。契約と管理の現状を整理して相談しましょう。
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作品を長く活用する仕事から調べる企業
9.渡辺音楽出版
国内外の作品の管理と利用開発に加え、原盤制作、配信、レーベル業務、作家の育成を紹介しています。カバーや広告・ゲーム・映画への利用など、既存作品が新しい形で届く仕事を調べられます。
楽曲の権利管理と原盤制作を分けて説明しているため、両方を扱う会社の仕事を理解する参考になります。問い合わせでは、対象が作品なのか録音物なのかを明らかにしましょう。
10.ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス
音楽出版事業では、楽曲著作権と原盤の管理、作家や実演家への分配、映像・ゲームなどへの利用開発を案内しています。楽譜・書籍の事業とは別に、音楽出版の案内ページが用意されています。
利用方法別の案内から、演奏、録音、映像などで窓口の確認が必要になる場面を学べます。応募や相談では、同社のどの事業・業務を対象にしているかを絞ると伝えやすくなります。
会社を比較するときの3つの観点
一つ目は、担当したい仕事です。管理情報・契約・分配を扱いたいのか、作家支援や楽曲提案をしたいのかで、読むべき職務説明が変わります。二つ目は、作品の利用先です。放送、映画、広告、アーティストへの提供、海外展開など、自分が関心を持つ接点を探します。
三つ目は、相談・応募の受付条件です。企業が事業を行っていることと、現在その職種を募集していること、外部の作品を受け付けていることは別です。公式の採用・問い合わせ案内を読んで確認してください。専用の楽曲利用窓口へ、目的の異なる売り込みを一斉に送る使い方は避けましょう。
相談前に整理しておくこと
BRUSH MUSIC編集部では、作品・共同制作者の一覧、既存契約や管理の状況、実現したい利用の3点を揃えることを勧めます。曲名と音源だけでなく「何を相談したいか」を添えることが、適切な窓口につながる第一歩です。
出典・確認日
各社紹介に付記した公式ページを参照。確認日:2026年11月4日。本記事は企業研究の入口であり、網羅的な名簿・採用保証・取引先の推薦ではありません。募集状況、受付方法、担当部署は最新の公式案内で確認してください。
WELCOMEMANの関連動画
音楽出版の契約や管理実務を直接解説する動画ではありません。音楽業界の全体像とA&Rの役割を学び、作品の管理・開発と制作・流通のつながりを考える補助教材として、WELCOMEMANの公式動画を紹介します。



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