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印象派ニューアルバム「スプートニク」リリースインタビュー

先日3年ぶりとなるアルバム「スプートニク」を発表した印象派。

彼女たちが生み出す音楽を探るためMIUさん、MICAさんにニューアルバムについて語っていただきました!



-まずはじめにアルバムタイトルの「スプートニク」にはロシア語で付随するもの、衛星など色々な意味がありますが今回のタイトルはどういった意味が込められているのでしょうか?


MIU)

村上春樹の「スプートニクの恋人」に影響をうけて付けました。運命の2人がどうしても結ばれない、とても近くにいるのに軌道がちがうから絶対に交差してしまう、永遠に結ばれない点と点のかんじが、人間同士ともいえるし、恋人たちともいえるし、そんなイメージです。

-そうでしたか、村上春樹さんがインスピレーションとなっていたんですね。

次に今作は2018年の「常温じゃない関係」以降リリースされたシングル曲を中心としたアルバムとなっていますがアルバム制作のきっかけやいきさつを教えていただきたいです。


MIU)

前作「印象派は君に問いかける」(2017)をリリースしてから、またアルバム作りたいね〜からはじまって、2017年の秋から2018年の春頃に京都で「常温じゃない関係」「ダーリンナイツ」「行列」の3曲、2020年のお正月に東京で「WANNA」「ヘンて言葉、キライ」、2月から3月に、京都で「魔法」「グッバイ」と、時期も場所もバラバラの楽曲を一枚にまとめたので、印象派史上最高の振り幅キマった作品となりました!


-アルバムのアートワークも印象的です。あの絵には何かメッセージが込められていたり、何かのメタファーであったりするのでしょうか?


MICA)

2体並んだ生物は、miuとわたしがそれぞれ選んでいて、2人を擬態化した生物となってます。

お互い選んだ生物を見た時に、「ぽいねー!」と盛り上がりましたが、伝わりますでしょうか、、笑


-また、CDは完全限定生産でとても豪華な仕様となっていますね。


MICA)

通常のCDジャケットよりも大きい7インチサイズの豪華版となっております。

ライナーノーツや、私達のポートレート、配信シングル「WANNA」「魔法」のジャケットレプリカを封入した盛り沢山の内容となっていて、購入特典として、昨年の暮れに京都で行った約15分のスタジオセッション『INO Dec2020』の視聴ファイル(今回リリースの映像版)が配信されます。

久々にバンド全員で揃って演奏して、凄く楽しかったので、こちらも是非見て欲しいです。


-楽曲についてお伺いします。ギターのリフが印象的な楽曲が多いですが、作曲の際どういった工程で出来上がっていくのでしょうか?


MIU)

わたしは東京、みかちゃんは大阪で暮らしているので、コロナの前から印象派はリモートワーク体制となっております。まずわたしが曲のかけらのようなものをディレクターにどーーんと送りまして、ディレクターとテッシーが印象的なフレーズを閃いてくれたり、ジョニーさんがかっこいいドラムで味つけしてくれます。あとはみか姫が歌いやすいテンポやピッチにちょいちょいと仕上げまして、できあがりといったかんじです。


-そして、可愛らしい歌声のMIUさん、クールな歌声のMICAさんのツインボーカルが魅力的ですがMIUさんとMICAさん歌の振り分けはどのようにし決まるのでしょうか?


MICA)

基本的にはわたしがサビ、あとはmiuといった大まかな振り分けをしてから、曲の雰囲気や歌詞の内容によって、イメージが合う方に細かく振り分けしていきます。

毎回miuと私と前田ディレクターで決めるんですけど、歌の振り分けに関しては、あまりイメージが相違することもなくすんなり決まります。


MIU)

わたしが歌ってみてなんか難しいとこも、みかちゃんにおねがいしたりしてます、へへ。

-どの楽曲もポップでありながらもリリックに現代社会にメスを入れるような鋭さや、日常の中でつい忘れていまいそうな情景や心理を描かれていますが、作詞で心がけていることなどはありますか?


MIU)

新聞やニュースで気になった言葉はスマホのメモ帳にメモするようにしてます。違和感とか意外性とか遊び心を大切にしたいとおもっています。あと、シリアス×ユーモアのバランスもこだわりたいなと思ったりしてます。聴いてくれた方に、はっ!としてもらえたら、冥利につきます。


-アルバムのオープニングナンバーでもある「WANNA」のMVは実写とアニメーションが融合し、楽曲の世界観と見事にマッチしています。こちらのMVの撮影はいかがでしたか?

MICA)

夜から朝にかけて、10時間ぶっ通しの体力的にはかなり過酷な撮影でしたが、仕上がりを想像するとクスクスなるような楽しい撮影でした。

私達2人はアニメーション加工されていますが、全て実写で撮影しています。

後で色を入れるために真っ青のウィッグとリップに、真っ赤のコンタクトを入れ、変なダンスや戦闘シーンに悪戦苦闘しましたが、6年前の「BEAM!」のMVの続編ともなっていて、杉本晃介監督ワールド炸裂の見応えある仕上がりになりました。

-プライベートではMIUさんにお子様がお生まれになりましたが、人生観や音楽に影響はありましたか?また、今後ありそうでしょうか?


MIU)

いえでは娘の指示で童謡ばかり聴いてるので、今後の作風に影響ありそうな気配がぷんぷんしております!ちなみに我が家の今月のヘビロは「おーい かばくん」です。


-今後の作品も期待大です♪

最後になりますがアルバムもリリースされ、スタジオパフォーマンスを収録されたライブ作品とリリースが続いており、これからの活動が気になります。今後の予定とファンの皆さまへメッセージをお願いいたします。


MICA)

私達の新しいアルバム「スプートニク」ぜひ聞いていただけると嬉しいです!

なかなかライブが難しい状況ですが、

いつか会えますように。

みなさんご自愛くださいませ!


MIU)

これまでもこれからもマイペースなわたしたちですが、時々おもいだして交わってもらえるとうれしいです。「スプートニク」フィジカル盤で歌詞を眺めながら、ぜひ聴いてほしいです!





・プロフィール

2009年からマイペースにいとわない活動を続けてるインドア女子2人組。

2005年ごろからはほぼバンド編成で活動を活発に、コロナ禍の2021年、久方ぶりに活動リブート。

好きな食べ物は鰻。




印象派 ニューアルバム「スプートニク」https://ssm.lnk.to/Sputnik

Released by DARKSIDE OF THE VOLCANIC GIRLS | SPACE SHOWER MUSIC


01. WANNA 02. 常温じゃない関係 (2020 TOKYO MIX) ] 03. 魔法 ] 04. ヘンて言葉、キライ 05. ダーリンナイツ (TRUE) 06. 行列 07. グッバイ


「スプートニク」の完全限定生産7インチ・ジャケット愛蔵版仕様盤 [CD]


ニューアルバム「スプートニク」から「WANNA」「ヘンて言葉、キライ」、そして2013年作「Nietzsche」より「VOLCANIC SURFER」、そしてサウンドチェックの模様を収録した「SOUND-CHECK」の四曲のスタジオセッションを収録したEP「INO Dec.2020」がリリース。




印象派 [INSHOW-HA]「INO Dec.2020」https://ssm.lnk.to/INODec2020

Released by DARKSIDE OF THE VOLCANIC GIRLS | SPACE SHOWER MUSIC


01.SOUND-CHECK [INO Dec.2020] 02. WANNA [INO Dec.2020] 03. ヘンて言葉、キライ [INO Dec.2020] 04. VOLCANIC SURFER [INO Dec.2020]




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