グラミー新設「アジアン・ポップ」部門、2027年は予定どおり実施へ 10月12日から第1ラウンド投票
2027年2月7日に開かれる第69回グラミー賞で新設される「Best Asian Pop Music Performance(最優秀アジアン・ポップ・パフォーマンス)」部門について、レコーディング・アカデミー(The Recording Academy)は10月1日、予定どおり実施すると表明しました。BTSが7月に応募を見送ったことで部門の見直しも取り沙汰されていましたが、変更なしで最初の投票に進みます。
何が決まったのか
アカデミーのCEO、ハーヴェイ・メイソン・ジュニア(Harvey Mason jr.)は、米Varietyが10月1日に掲載した声明で部門の継続を明らかにしました。アジアの音楽関係者とのリスニング・セッションを重ねたうえでの判断だとし、「音楽コミュニティ全体にとって正しい結論だと確信している」と述べています。
報道によれば、BTSは7月29日に2027年のグラミー賞へ作品を出さないと発表し、Stray Kidsも8月21日のエントリー締切までに応募していませんでした。それでもアカデミーは、部門の定義を変えずに進める判断をしました。
どんな曲が対象になるのか
grammy.comが6月16日に発表した内容では、この部門の要件は次のとおりです。
アジアの市場で生まれた、またはアジアで広く認知されたポップ音楽のシングル/トラック。K-POP、J-POP、C-POPを含む
1つ以上のアジアの言語が、曲の中で意味のある形で使われていること。単語やかけ声を少し入れただけでは対象にならない
全編英語の曲はこの部門では対象外(ほかの部門には応募できる)
判断の基準は音楽のスタイルで、演者の国籍や民族ではない
受賞するのは実演者(アーティスト)
同時に新設された部門は、Best R&B Collaboration or Duo/Group Performance、Best Traditional Pop Vocal Performance、Best Traditional Folk Album、Best Latin Songの4つ。これで授賞部門は合計100になりました。
これからの日程
10月12日〜22日:第1ラウンド投票(ノミネートを決める)
11月16日:ノミネート発表
12月10日〜2027年1月7日:最終ラウンド投票
2027年2月7日:第69回グラミー賞 授賞式(ABC/Disney+/Hulu)
第1ラウンドの投票権を持つのは、9月15日の時点で会員資格が有効だったVoting Memberです。どの曲がノミネートされるかは、11月16日の発表まで分かりません。
GAJ視点:日本語の曲が「日本語のまま」評価される枠
この部門のいちばん大きな意味は、日本語の楽曲が日本語であることを理由に不利にならない枠が、グラミー賞の中に初めて用意されたことです。英語に置き換えなくても、日本語のまま作品として比べてもらえます。
一方で、エントリーしなければノミネートの土俵には上がれません。米国内での商業流通やISRCの付与など、提出の前提になる条件は他の部門と同じです。来年に向けて準備を始めるなら、今年の結果を見届けながら、作品を米国でも聴ける状態にしておくことが第一歩になります。
※最終的な投票の判断は、投票会員個人に帰属します。要件・締切・料金は毎年改定されます。実際に申請・エントリーされる際は、必ずgrammy.comの最新の記載をご確認ください。
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参考:GRAMMY.com「Five New Categories And Rule Updates Take Effect For 2027 Grammys」 / GRAMMY.com Grammy 101(Key Dates) / Music Business Worldwide(10月5日)
発行:株式会社BRUSH MUSIC / G Association Japan(GAJ)
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