【投資家への道】184A アストロスケールHDは買いか?宇宙ベンチャーの投資価値
- 6月1日
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僕がやっている新シリーズ「投資家への道」の新エピソードを公開しました。今回は音楽プロデューサーとして活動する中で、僕自身が投資の世界に足を踏み入れて学んでいる過程を、アシスタントMCのウェル君とカムちゃんが解説してくれています。
今回の銘柄は、2024年6月に東証グロースに上場した宇宙ベンチャー「アストロスケールホールディングス(証券コード184A)」。スペースデブリ(宇宙ゴミ)除去という独自ポジションで、JAXA・NASA・ESAなど国際機関と次々に契約を結んでいる会社です。
「赤字92億円」は実は悪いニュースじゃない
2024年6月1日の上場初日、アストロスケールHD(184A)の株価は公募価格を上回ったあと、当日に約15%急落しました。2023年度の決算は約92億円の赤字。数字だけ見れば「赤字企業が市場の調整に飲まれた」という典型的なネガティブストーリーに見えます。
でも、これを「ダメな会社」と判断するのは早計だと思います。アストロスケールHDは典型的な「先行投資企業」で、宇宙インフラへの長期投資、収益化前のR&Dフェーズ、各国政府契約獲得のための基盤投資にコストを集中させている。
短期PERや単年度損益では評価できない銘柄。市場が織り込んでいるのは「将来の宇宙インフラの不可欠プレイヤーとしてのポジション」です。
JAXA 120億円契約と国際連携の意味
注目すべきは事業ポートフォリオ。JAXAとは約120億円規模の契約を結んでいて、これは政府案件特有の「景気耐性」がある(政府予算は不況時にも継続)。さらにNASA、ESAなど海外宇宙機関との連携も進んでいます。
宇宙分野は国家安全保障と密接で、防衛関係機関とも積極連携している。スペースデブリ除去問題は単独国家では解決不能で、国際協調が事業前提です。
これは投資家視点で言うと、「政府案件比率が高い=収益基盤が安定している」という解釈になる。短期株価の上下より、契約獲得実績を追う方がこの銘柄の本質を捉えやすいと思います。
スターリンクとは競合か、棲み分けか
宇宙ベンチャーの話をすると必ず出てくるのがイーロン・マスクのスターリンク。スターリンクは衛星寿命到来時に自動で軌道降下→大気圏で燃え尽きる「自己完結型デブリ対策」を採用しています。
現時点でアストロスケールHDとスターリンクの公式パートナー情報はない。じゃあ競合なのか?と問われると、僕は「棲み分け」だと思います。
スターリンクの衛星数は数万機規模に向かっていて、制御不能リスク(故障、衝突、姿勢制御失敗)が必ず一定割合で発生する。その時、外部専門企業=アストロスケールのような会社の役割が重要化する。
つまり、自己完結型と外部委託型の二極化が進んで、外部委託需要が拡大すれば、アストロスケールHDには追い風になる構造です。
個人投資家として何を見るべきか
僕がこの銘柄を題材に「投資家への道」で取り上げた理由は、こういう「先行投資企業」の評価の仕方を、個人投資家がもっと身につけるべきだと思っているからです。見るべき指標は短期株価ではない。
契約獲得実績(JAXA/NASA/ESA等の政府案件、商業案件)
競合参入と業界全体の成長カーブ
「先行投資企業」の特性 — 黒字化は数年単位の見通し
国家安全保障との結びつきによる収益基盤の安定性
宇宙インフラ市場の成長予測(2030年代の本格商用化フェーズ)
Pull Quote
「赤字92億円は『先行投資企業』の証明書 — 数字だけで判断しない投資眼を養いたい」
WELCOMEMAN / 音楽プロデューサー / 株式会社BRUSH MUSIC代表取締役 / 日本グラミー機関「日本グラミーアソシエーション(GAJ)」代表。音楽人として投資の世界を学んで実践していく過程を、新シリーズ「投資家への道」として発信中。
⚠ 投資判断は自己責任でお願いします。本記事は情報提供目的であり、特定銘柄の購入を推奨するものではありません。




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