2021年11月7日に開催されたbeatshop主催のケルト音楽祭「CELTCITTOLKE2021」の映像配信&収録を弊社が担当しました。
出演:5GDG、津山篤&長野友美デュオ+吉田文夫 、JUGEN 、u-full、鞴座、CELTSITTOLKE オールスターズ
・プロフィール
津山篤&長野友美デュオ
~現代音楽家の大友良英が「逸材」と呼んだ長野友美の見事な歌唱と津山篤の味わい深い歌声、特殊なオーバートーンヴォイスとのハーモニー。民謡の深淵世界へようこそ。~
"想い出波止場"、"サイケ奉行”、等々、様々なバンドで活躍するマルチプレイヤー津山篤とシンガーソングライターの長野友美。
一見畑違いのように思われる二人には「ヨーロッパ民謡好き」という共通点があり、2019年にあるイベントで長野友美がスコティッシュゲール語民謡を独唱しているのを津山篤がたまたま聴いたことが結成のきっかけとなった。
2021年秋、ケルト音楽を日本にいち早く紹介し広く知らしめた功労者である故・吉田文夫を始めとする多彩なゲストミュージシャンを迎えて制作した1stアルバム「Darrièr lo chastel de Montvielh(ダリエ・ロ・サイテン・ディエ・モナヴィエール)」を発売。
その発売ライブを皮切りにデュオでのライブ活動を始め、様々なエリアへ公演に赴くようになり、旅の最中にも溢れる民謡愛でレパートリーをどんどん増やし現在に至る。 アイルランド、スコットランド、スウェーデン、イタリア、フランス、オクシタニア等、二人がカヴァーする領域は広く、その中にケルト民謡も含まれる。
各国の現地語そのままの響きを愛し、想像の膨らむ和訳や解説をはさみながら歌うライブスタイルは行く先々で好評である。
2024年春に豪華なゲストミュージシャンを迎えて制作された2ndアルバム「農夫の娘/La Filha D'un Paisan」を発売。リリシズムと躍動感溢れる本作が、イエスズメ(ヨーロッパに広く分布する野鳥)のペアが描かれた美しいジャケットと共に今話題を呼んでいるところである。
吉田文夫
70年代、ブリティッシュロックに傾倒し、そのルーツであるブリテン諸島のトラディショナルミュージックに興味をもつ。
74年、初のイギリス、アイルランド旅行後、独学でボタンアコーディオンの演奏を始める。
85年、赤澤淳氏・原口トヨアキ氏らとSi-Folkを結成。精力的に演奏活動を始める。
90年代に入り、坂上真清氏や津山篤氏らトラッド系ミュージシャンともセッションを重ねる。
同時期、当時なかなか入手が難しかったアイルランド伝統楽器や音源、楽譜を扱う通販ショップ「グレンミュージック」を創設。
97年、徳島の北島町創生ホールでの「第1回北島トラディショナル・ナイト」にシフォークで出演、大成功をおさめる。
以後四半世紀にわたり、主催の小西昌幸氏と親交を深め,同イベントの顔となる。
また同時期、シフォーク名義で国内初と思われる、日本人によるブリテン諸島のトラディショナル音楽の音源(カセットテープ)を発表する。これは後にCD化される。
2010年、Si-Folk音源のCD化に携わったスタジオビートショップの水谷昌博氏らとともに、関西及び日本のケルト音楽シーンを牽引する一大プロジェクト、ケルトシットルケを立ち上げる。以後12年間ほぼ欠かすことなくコンサートとオムニバスCDをプロデュースし、後進の育成とケルト音楽界の発展に大きく寄与する。
同時に、インターネットラジオ「ケルトリップラジオ」を開設。ケルト音楽の魅力を、ご自身の所有する膨大な音源と豊富な知識を駆使して発信。多くの視聴者を魅了する。
2022年7月、惜しまれながら他界。
同年秋、遺作となった氏の最後のプロデュースアルバム「CELTSITTOLKE vol.7」とSi-Folkの遺された秘蔵音源がリリースされる。
JUGEN
「JUGEN」 バンド名、JUGENの由来は、 バイオリンとギターの弦の数を合わせて十弦。 今は4人編成となり、関西中心に活動をしています。 クラシック畑や、ロック畑の全く違うミュージシャン達が 割と好き勝手やるバンドです。 カントリー、アイリッシュ、ジプシー、ロック等、 ハイブリッド型でお届けております。
u-full (ウフル)
世界の様々な民族音楽・伝統音楽より影響を受け、旅をする音楽をコンセプトに音で地図を描く―
アコーディオン&ボーカル・寺田侑加(yuka)と、ギター・フナハシダイチによる音楽ユニット。
2004年より活動を開始し、2013年よりyukaのソロプロジェクト期を経て、2018年にソロプロジェクト期にサポートとして参加していたフナハシダイチが正式加入し現在の編成に至る。
自由な発想から生まれた楽曲は、歌ものからインストゥルメンタルまで幅広く展開し、民族音楽を始めとした様々なジャンルを取り込んでu-fullの世界観を表現している。
大阪を本拠地に、東京等各地でも積極的にライブ活動を行う傍ら、各メディアや舞台音楽への楽曲提供、楽曲制作など、オリジナル作品とはまた違ったアプローチでの表現も積極的に行っている。
2020年にはKADOKAWAより発売のゲーム制作ツール「RPGツクールMZ」の収録BGMを一部制作した
他アーティストとのコラボレーションライブも頻繁に開催し、2016年には多大なる影響を受けたZABADAK吉良知彦氏とのユニット「キラウフル」でのライブを実現させた他、W-FUKUYAMA(福山芳樹・福山竜一)との共演、ケルティックアーティストとのコラボレーションや、ボーカル寺田は北欧コーラスグループ”シャナヒー&アンニコル”へ参加するなど、u-fullの世界観をより多方面に広げている。
2024年 現在までにオリジナルアルバム7作品、ライブCD、ライブDVD&BDをリリースした他、企画アルバムとして製作されたミニアルバム、アイルランドレコーディング作品を収録した「The Lake-EP-」、ケルティックユニットDúlarinnとのコラボアルバム「a small ember」「Hearken to the Wind」等、多数の作品をリリース。
映像制作も積極的に行い、2018年リリースの「the Sound of the Desert」ではモロッコでの野外録音・Music Video撮影を行い、「太陽と砂の踊り子」のMusic Videoは横濱インディペンデント・フィルム・フェスティバル2018にて、音楽部門 最優秀賞を受賞した。
2023年からはカバー動画シリーズを制作し、国内外で好評を得ている。
鞴座(ふいござ)
古式の製鉄に用いられる鞴(ふいご)を使った火おこしの装置のことです。
鞴の風が唸り、鉄が鍛えられる。
かつて時代の最先端であった鞴座はバグパイプやアコーディオンなどの鞴楽器と
鉄弦ギターを用いた新しい音楽のスタイルとなって現代に甦りました。
2004年春結成。
同年、ファースト・アルバム『鞴座の夜』
2006年、セカンド・アルバム『フイゴ座の怪人』
2008年、サード・アルバム『ふいごまつり』
をリリース。
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